歴史 History

おすすめのパワースポットは22号墳「新原・奴山古墳群」

ユネスコ世界遺産
「神宿る島」宗像沖ノ島と関連遺産群

最後の訪問地は「新原・奴山古墳群」です

ここの住所は「福津市」ですが
宗像市の歴史を語るうえで欠かせない場所なので
このブログでも記録しておきます

22号墳はパワースポットにもなっていますので
忘れずに訪問することをおすすめします

こちらの世界遺産は「ボランティア」の方が
常駐されているので
直接詳しいお話を聞くことができます

「古墳馬車」なるアトラクションもあって
とても楽しい世界遺産になっています

訪問日:2019年03月30日(土)

新原・奴山古墳群

スタート地点にある石碑

沖ノ島祭祀を担い、沖ノ島に宿る神に対する信仰を
「宗像三女神」信仰へと発展させた古代豪族
「宗像氏」の墳墓群です

5世紀から6世紀にかけて
当時の入海に面した台地上に
「前方後円墳5基,円墳35基,方墳1基」
の計41基が現存しています

長期にわたる様々な規模や形態の古墳が
集中して築かれていることが特徴で
台地上からは旧入海の田園と
その向こうの玄界灘が見渡せ
海を意識してこの古墳が造られたことがわかります

台地中心部には、前方後円墳や大型円墳が造られ
その周辺に中小の円墳が分布しています

前方後円墳はヤマト王権とのつながりの強い
有力者の墓である事を示すことから
王権のもとで朝鮮半島への公開や
沖ノ島での祭祀を担うことによって
勢力を拡大させた古代豪族宗像氏の性格を
よく表す古墳群として世界遺産に登録されました

現地にて配布されていたパンフレットより引用

40号墳

40号墳

36号墳

36号墳

34号墳

34号墳

30号墳

30号墳

6世紀中頃に築かれた全長54mの前方後円墳

前方部の上面は畑により削られ平らになっていますが
鍵穴形をしたきれいな平面形を残しています

築造年代 6世紀前半~中頃
墳形 前方後円墳
規模 墳長54m
出土品 須恵器
埋葬施設 横穴式石室

後円部の高さは8mあり、墳丘を覆っていた
葺石(ふきいし)が今も斜面に見られます

前方部の高さは4mですが、開墾等によって
削られているため本来は6.5mあったと考えられます

墳丘上で須恵器や甕(かめ)や
高坏(たかつき)が出土しています

埋葬施設は後円部にあると考えられます

25号墳

25号墳
築造年代 5世紀後半
墳形 円墳
規模 直径35m
出土品 須恵器
埋葬施設 横穴式石室

新原・奴山古墳群で最大の「円墳」です

発掘調査によって
南西側に幅7mの周溝が確認されました

墳丘は二段に築かれ、高さは6mあります

墳丘を覆っていた
葺石(ふきいし)が今も斜面に見られます

墳丘上からは須恵器の
「高坏や甕」などが見つかっています

24号墳

24号墳
築造年代 6世紀前半
墳形 前方後円墳
規模 墳長53.5m
出土品 須恵器
埋葬施設 横穴式石室

後円部東側に周溝と周堤が残っています

発掘調査の結果
西側にも周溝と周堤が確認されています

後円部の方さは現状で7m,前方部は5mあります

墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます

墳丘上で「須恵器」が見つかっています

20号墳

20号墳
築造年代 5世紀後半
墳形 円墳
規模 直径30m
出土品 須恵器
埋葬施設 横穴式石室

墳丘は二段に築かれ、墳丘高さは5mあります

墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます

また、墳丘上からは築造途中に行われた祭祀に
用いられた須恵器の「高坏や甕」が見つかっています

パワースポット・22号墳

22号墳
高宮祭場の様な雰囲気です

前方部は開墾によって今は残っていませんが
大きな円墳に短い前方部が付いた形
上空から見た形から
帆立貝(ホタテガイ)式古墳」と呼ばれます

古墳のまわりに幅10m程の
「周溝と周堤」が巡っています

また、墳丘に円筒埴輪が立っていました

築造年代 5世紀後半
墳形 前方後円墳
規模 墳長75~80m
出土品 須恵器,埴輪
埋葬施設 横穴式石室

新原・奴山古墳群で最大の古墳です

前方部が短い「帆立貝形の前方後円墳」
と推定され、これは宗像地域唯一のものです

後円部の墳丘高さは8mで
墳丘を覆っていた葺石が今も斜面に見られます

墳丘や周溝からは円筒埴輪などが出土しています

15号墳

15号墳

「15号墳は現在墳丘を修復するため発掘調査中です
平成29年から平成30年度にかけて実施します。」
と看板に書いてありました

21号墳・新原の百塔板碑

21号墳
新原の百塔板碑

昭和49年「福岡県指定文化財」に指定

5世紀前半につくられた新原・奴山21号墳
の上に「8基の石塔」が建っています

石塔は当時から2.5km程離れた
渡地区から切り出された「玄武岩」を用いています

石塔には梵字(古代インド文字)と
その下の円内に
「観音菩薩,金剛界大日如来,薬師如来等」
を線彫りしたものと、梵字(ぼんじ)のみのもの
釈迦如来の図像のみのものがあります

なかでも三方向に梵字がある石塔は
正面に「願共諸衆生往生安楽国
文永11年8月日改立,勤進僧行円」
とあり文永11年(1274年)に
建てられたことがわかります

また国内で3例しかない珍しい重体至極梵字
(いくつかの梵字を切り継いだもの)があります

これらの石塔は鎌倉幕府の5代目執権である
北条時頼が諸国を見て回っている時に
平家一族の霊と弔うために建てたとも
蒙古襲来の戦死者の供養に
建てられたとも言われています

いずれにしても鎌倉時代中期の津屋崎の
文化レベルの高さをうかがわせる文化財です

フェンスがしてあって
近づく事が出来なくなっていますが
申請すれば見学することも出来るそうです

福津市教育委員会 電話 0940-62-5093

駐車場

古墳馬車とトイレ
駐車場はかなり広いです

こちらのスペースで不定期ではありますが
古墳馬車のイベントもやっているみたいです

土日には「わくわく古墳巡り」という
観光案内(有料,要予約)をやっています

平日なら「プレミア古墳ツアー」という
貸し切り観光案内(有料,要予約)もやっています

私は「新原・奴山古墳群」を
歩いて回ったのですが感想としては
正直疲れました・・・

なので古墳馬車なら歩かなくても
世界遺産をぐるっと見て回ることが
出来るらしいので歩けない方には
ぴったりだと思いました

特に夏や冬は季節的にも
歩くのは厳しいですもんね・・・

その他の風景

スタート地点はこんな感じ
最寄りのセブンイレブン

ちなみに新原奴山古墳群の近くにある
セブンイレブンは看板の色が「白黒」でした

店員さんに聞いてみると「景観保護条例」に
したがって色を変えているらしいです

新原奴山古墳群・アクセス

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