遺跡・古墳

見る価値あり!きれいに残されている遺跡「朝町竹重遺跡」

朝野団地の「朝野第二」というバス停で降りればアクセスしやすいと思います。

バスの時間を確認してから遺跡見学したほうがいいですね。

訪問日:2019年02月23日

弥生時代の調査

朝町竹重遺跡の発掘調査では、丘陵(きゅうりょう)の尾根や斜面に150基以上の士坑墓群(どこうぼぐん)が見つかりました。

墓は弥生時代前期を中心に、弥生時代前期の終わり頃から造られ始め、後期のものまで確認されています。

士坑墓は調査区全体に広がっていますが、密集する所とまばらなところがあります。

密集する所では、以前に造られたものを部分的に壊して、新しく士坑墓を造っていることから、「墓地として利用する区画を決めて、そこからはみ出さないようにしていた」と考えられています。

重なり合って造られた士坑墓の調査では、それぞれに小規模ながら盛土が存在していたことも分かりました。

当時は墓域のあちこちに小山がある風景だったと考えられています。

朝町竹重遺跡調査では色々な構造の士坑墓が見つかりましたが、木棺を組み立てたと明瞭にわかるものもあります。

この墓は、床面に細長い溝を掘り、その溝に板材を立てることで木棺を組み立てていたことが分かりました。

調査では、朝町竹重遺跡以外ではほとんど見つかっていない珍しい構造をした士坑墓が見つかっています。

掘り込みの小口部に地山を削り残して突出部を設け、そこに割竹状の木蓋を載せるようにしたものや、2人を一緒に埋葬できるよう安置スペースを2体分確保したもの、またその2人が親子だったかもしれないものもあります。

また、有力者が葬られたと考えられる士坑墓もあり、内部からは完形の銅戈(どうか)、折れて先端部分だけが残る銅矛と小型の壺が見つかりました。

これらから、この士坑墓は弥生時代中期はじめ頃に造られたと考えられます。

同じく有力者の墓と考えられる別の士坑墓からは、小さな銅鏡とガラス玉が1366個も見つかりました。

この士坑墓は弥生時代後期に造られたと考えられます。

古墳時代の調査

調査では8基の古墳が見つかりました。そのうち7基は直径10m前後の小規模な円墳で、横穴式石室を築いていました。

横穴式石室の中には比較的古いものもありました。

これらは、石室が縦長で狭く天井が低いこと、墓道と呼ばれる石室入り口への通路がとても短く、急な降り傾斜になっていることなどが特徴です。

調査によって石室内からは鉄製品や装身具が周溝や墓道などから須恵器や土師器が見つかりました。

横穴式石室(よこあなしきせきしつ)

宗像地域で5世紀につくられた横穴式石室を参考にして模型をつくり組み立て学習ができるようにしています。

割竹形木棺墓(わりたけがたもっかんぼ)

長方形の堀込み内に、割竹形の上下棺を組合せてつくられていたと言われています。

割竹形木蓋土壙墓(わりたけがたきぶたどこうぼ)

長方形の二段堀込み内に死者を埋葬し、割竹形の上蓋をかぶせて埋葬する土壙墓です。

組合せ式箱型木棺墓(くみあわせしきはこがたもっかんぼ)

長方形の堀込み内に、板材5枚を組合せてつくられていた木棺墓です。

朝町竹重遺跡3号墳

弥生時代の墳墓の上から掘込んでつくられた直径12mの円墳です。内部に横穴式石室が築かれていました。

朝町竹重遺跡89号木棺墓

一辺2.2×1.5m、深さ1.2mの長方形の堀込み内に死者を埋葬し、割竹形の棺蓋を覆わせていたのです。

棺の上部に土器が供えられていました。

朝町竹重遺跡1号墳

この遺跡の最も高い所にある小古墳で、内部に横穴式石室が築かれていました。

石室は2.2×1.0mの広さです。

弥生時代の墳墓

直径2~3m、高さ数10cmの土饅頭の形をしており、新しい墓は古い墓の裾を削るようにして築かれていました。

墓には土器を供えたり、石を置いて墓のしるしとしていました。

朝町竹重遺跡28号木棺墓

一辺2.5×1.7m、深さ0.7mの二段堀込みの中央に死者をおさめ、割竹形の上蓋をかぶせていた墓です。

朝町竹重遺跡4号墳・5号墳

2基の古墳は直径10~15mの円墳で、未調査のまま保存しています。

内部には横穴式石室が築かれています。

朝町竹重遺跡から見える風景

 

朝町竹重遺跡・インフォメーション

所在地

福岡県宗像市朝町2464-1(朝野中央公園内)

指定日

平成04年06月30日

主な時代

  • 弥生時代中期(約2200~2000年前)
  • 古墳時代中期~後期(約1600~1400年前)

参考資料

海の道むなかた館・パンフレット

海の道むなかた館・インフォメーション

開館時間 

9:00~18:00

休館日

  • 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日)
  • 年末年始(12月29日から翌年01月03日まで)
  • ※臨時開館することがあります

入館料

無料(特別展示等の場合は有料になる場合があります)

お問い合わせ先

  • 海の道むなかた館(宗像市郷土)
  • 住所 福岡県宗像市深田588番地
  • 電話番号 0940-62-2600
  • FAX 0940-62-2601

関連サイト

  • 海の道むなかた館 http://searoad.city.munakata.lg.jp
  • むなかた電子博物館 https//munakaku.jp/

朝町竹重遺跡・アクセス

遺跡でもあり歴史テーマパークでもある「いせきんぐ宗像」良く通る道なのでいつか行ってみようと思っていたのですが1年以上行くとこはありませんでした・・・ 散歩がてら行ってきましたので簡単なレポ...
インパクト抜群・一見の価値あり「平等寺瀬戸遺跡」最寄りに「バスの停留所,駅」はありませんので県外から来られるならJR赤間駅から「タクシー」が一番いいかと思います。 市内の方でも遠くに...